唐桑御殿つなかん

盛屋水産について


牡蠣

私たちが目指すこと

「生産者として品質の良い牡蠣をつくる。
その牡蠣を通じて、唐桑を明るくしたい。」

唐桑御殿つなかんは、牡蠣の養殖業を家族で営む盛屋水産が運営しています。
宮城県気仙沼気仙沼市唐桑半島で3代100年に渡り牡蠣養殖業を営んでいます。
これまでもこれからも生産者として、品質の良い牡蠣をつくることを目的としております。

私たちの牡蠣については、気仙沼の食品加工販売会社である、斉吉商店さん、石渡商店さんからも紹介して頂きました。
よろしければ、お読みください。

斉吉商店「唐桑半島の牡蠣」
石渡商店「最高のオイスターソース」
(ほぼ日刊イトイ新聞インタビュー)

唐桑半島は2011年の東日本大震災により、大きな被害を受けました。
とても苦しい経験でしたが、希望は人の優しさがもたらしてくれました。
震災直後から、初めて訪れる場所なのに、当事者として唐桑と関わってくれる沢山の方々と出会うことができました。
そして、5年が過ぎて「ようやく東北に訪れることができました。」
そう言ってつなかんに来てくれる方もいます。

震災をきっかけに、町や人を明るくするのは、人の優しさだと学ぶことができました。
他の地域と同様、唐桑も高齢化、過疎化が進んでいる町です。

「唐桑を明るくする」ということは、唐桑に訪れる人を増やす、唐桑を好きになる人を増やす、ということです。
その方法として、2013年より民宿「唐桑御殿つなかん」を運営しています。

目の前で私たちの牡蠣を食べてくれるお客さまの笑顔が、「いい牡蠣をつくろう」という動機にもなっていきます。
唐桑半島で育てた牡蠣を食べて頂けること、心から願っております。

会社概要

会社名 有限会社 盛屋水産
代表取締役社長 菅野 和享 (かんの やすたか)
住所 〒988-0571
宮城県気仙沼市唐桑町鮪立81番地
FAX番号 0226-25-9822

牡蠣が育ちやすい環境は?

牡蠣は主に植物プランクトンを食べて育ちます。
では、植物プランクトンは何を食べて育つのでしょうか?
植物プランクトンは畑の野菜と同じように、光と水と栄養素が必要です。

その栄養素とは何か?
答えは畑の野菜に与える肥料と同じ、植物の三大栄養素(チッソ・リン酸・カリ)です。
その三大栄養素を吸収するために欠かせない物質があります。それは、鉄分なのですが、陸上の畑と海とでは大きな違いがあり、海には鉄分が少ないのです。

鉄分は私たち人間にも必要な栄養素の一つですが、植物プランクトンの成育にとってもとても大切です。
植物プランクトンが吸収しやすい鉄分は『フルボ酸鉄』という鉄分になります。

森や湿地、水を張った田んぼなどで、土の中の鉄分がフルボ酸鉄という形になり、川や地下水となって海に流れ込みます。
植物プランクトンはその体にフルボ酸鉄を取り込むことで先ほどの三大栄養素を取り込みやすくなります。(中でも特にチッソの吸収を助けます。)

成育環境が整って森などからの栄養が海に届いたとき、牡蠣はおなか一杯植物プランクトンを食べて成長することができます。
森と海とが分断されてない環境があるからこそ、美味しい牡蠣が育つのです。

また、近年では三陸沖が世界三大漁場である理由の一つとして、はるか遠いアムール川からの栄養分が三陸沖で湧昇し、豊富な栄養を届けていることも発見されました。

植物プランクトンが爆発的に増える「スプリングブルーム」と呼ばれる現象も春先の三陸沖で起きています。
そういった自然の要素が混ざり合い、唐桑には良質な牡蠣が育つ環境が整っているのです。
(文章 NPO法人「森は海の恋人」畠山信監修。参考文献、畠山重篤 著 「海は鉄でよみがえる」)

「森は海の恋人」の畠山信さん、その父親、重篤さんたちはここ唐桑で20年以上に渡り、海を守るために森の植樹活動をしています。
そのおかげもあって、唐桑の海には豊富なフルボ酸鉄が海に供給されています。

同じ唐桑の海でも筏の場所が少し違うだけで、植物プランクトンの住んでいる量が違ってきます。
同じ海で育てていてもその人のこだわりによってひとつひとつの牡蠣の仕上がりは違うものになっていきます。
牡蠣の場所を入れ替えたり、夏には温湯処理という作業をしたり、牡蠣を育てるためにはいろいろな「ひみつ」があります。

盛屋水産ならではの「ひみつ」もあります。
私たちの「おいしい牡蠣の育て方のひみつ」を聞きながら牡蠣を食べてみませんか。
牡蠣がもっと好きになるはずです。