1735年のパリ。牡蠣はスーパースターだった。



フランスに住んでいる、けいたくんのお母さんが、
『牡蠣の昼食』というタイトルの絵を見て、つなかんを思い出して、メールをくれました。

 

この絵は、1735年、ルイ15世がDe Troyという人に書いてもらった牡蠣の食事シーンの絵だそうです。

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(http://crdp.ac-amiens.fr/chantilly/PDF/huitres.pdf より)

 

『当時、宮廷で牡蠣はスーパースター。。男性の リビドーに効果てきめんのスーパー憧れ食材でしたー。宮廷のご飯会もこの時は未だ女人禁制。この数年後に解禁になるんですけど。だから、絵の中にも男しかいないそれと同時に、絵 に初めてシャンパンが登場するのもこの絵だとか。』ウィキペディアや、こういうページを訳し、メールで説明してくれました。)

 


『牡蠣食べた日、なんか激アツなんだよね!!』

そんな、噂が、貴族の間でまわっていたんですかね。ルイ15世は、牡蠣で相当なイイ思いをしたから、その思い出にと、絵を描いてもらったのでしょうか。

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そしたらもう、2017年の日本でも、デートに誘う時には、オイスターバーに行けばいいんじゃないか?ハードル高いかな。初回デートでオイスターバーはハードル高いかな?

 

学生時代に先輩から、『初めてふたりで飲みにいく女の子がいるとするじゃん。その時「2軒目行こうよ」と誘って、来てくれたら、その子はオトせるから』という、

先輩なりの鉄板セオリーを教えてもらったことがあります。ちなみに、僕は当時、ひとりの人にこだわっており、しかも、全然、口説けない時期だったので、それは、試したことないんですが。今考えると、ちょっと勿体無かったかなと思います。

まぁ、何が言いたいかというと、

これからは、『ねぇ、オイスターバーいかない??』と誘って、相手にOKもらったら、それはもう、口説けた!!という暗黙のルールが、都会で流行してくれればいいなと、いうことです。

 

牡蠣の消費も増えるし。

 

『終電なくなっちゃった、てへっ』

『あ、そう、じゃあウチくる??』

 

終電ギリギリまでわからない、密かな攻防戦が続くこともなく、一軒目から、がんがん牡蠣を食べて、泡で流し込んで、アツい夜を過ごせることが確定していたほうが、ごはんは美味しく感じると思います。

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バレンタインデーだって、チョコ渡してから「先輩、これから、オイスターバー行きませんか、、、?」そんな誘惑もありだとと思います。

北大を卒業してから、小笠原に移住。ウミガメの研究をしていたのに、今はなぜか電通でバリバリ働いている、友人の稲葉さん(なすびさんの活動に携わったりしています。)あたりが、7年目の復興支援として(もう7年目か、、、)、

新宿3丁目界隈から『牡蠣食ったら、今日は絶対アルよ。間違いないから。なかでも、三陸の牡蠣が特別ヤバいらしいよ。』的なプロモーションをしてくれればいいんじゃないかなと思いました。

去年の年末から、モテキと、ちはやふるにはまって、妄想癖が抜けません。

とにかく、フランスにいても、牡蠣のおかげで、ふとしたときに、唐桑を思い出すことがある。こういうことっていいですね。

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僕はこの前、唐桑でこの海を見たときに、いつもより、うすーく緑がかっていて、『うわ、今日の海は、小笠原の海の色だ!』と思いました。いろいろな思い出が、絵や、景色、たべもので、今につながっていきます。

 

 

『えー!あの時の、あの出来事、ここにつながるの?』

陽気なギャングシリーズのような、いろいろな布石が、それぞれの人生にも、あります。僕の人生には、目的も目標もなく、今まで唯一、つよく思ったことは、『鮨が握れるようになりたい』ということだけです。

それだったら、ずーっと鮨を握っていろよとも思うのですが、そうはならず、縁があってここにいて。今の僕の人生は、ルールがわからないのに、将棋をやっているようなものです。とりあえず、今の経験が、いつかの布石になればいいなと思って、いろんな布石を打っているような感じです。

 

「あの一手、打っといてよかったわ!!」そういう時がいつかくる。このブログもなにかの布石になるかもしれないし。そう思って、久しぶりにブログ打ちました。

 

「牡蠣の昼食」
実物の絵は
シャルル・ド・ゴール空港のちょっと北、シャンティーイ城の美術館にあるそうです。けいたくんのお母さん、連絡ありがとうございます。パリに行く時は、見に行ってみようと思います。

ということで、みなさん、パリより近いんで。唐桑に牡蠣食べにきてくださいねー。