速報。
23日(もしかしたら、もっと前)から、お風呂に入らず、着替えもせず、化粧もせず、そして、落とさずに、顔も心もドロドロだった一代さんが、今朝、お風呂に入った模様。
『震災の時は2ヶ月入らなかったんだから、今日は入らなくていいんだぁ』
やっさん、一代さん、ふたりそろって日頃から言っている言い訳が聞こえて来そうな、1日のはじまり。(いや、それでも、今日は入れよ!震災関係ねーから、それなら、もうずっと避難所にいればいいわ。と毎回つっこみたくなる)
久慈から来た、義理の弟、よしみつ氏によれば、『いやぁ、着替えもしたし、だいぶしゃきっとしたよ。昨日の夜、さおりと会って、泣くだけ泣いたのが、よかったのかもしれない。』とのこと。『ただ、今度は、久慈ばあちゃんが落ち込んじゃって。初孫だから、さおり、さおり、っていつも可愛がっていたから。』
と、他の心配ごともあるとのこと。
今日の唐桑は晴れ、風が相変わらず吹いている。昨日より、1時間早まり、7時から始まった捜索活動も続き。午後、地元の婦人部は、差し入れのおにぎりづくりをする予定。また、今日も皆様のご協力をいただきながらの1日だ。
もっぱら、よしみつ氏の心配ごとは『うちのだんご3兄弟が無事に唐桑つくが、どうかだ』ということ。新潟や岩手、それぞれ違う場所から向かってくる子どもたち(社会人や大学生)が、ちゃんと唐桑までこられるか、はじめてのおつかいを見守るような心境で、車を洗っている。
何十年と月日が過ぎても、子どもは子ども、親は親だということを、改めて感じた。
『家族』とは、なんだろうか。不思議な関係だ。
妹の旦那は、血のつながりはない、だから、一代さんとも他人と言えば、他人だ。
唐桑にいる、さおりの従姉妹とも、すごく仲良しのよしみつ氏。
もう『家族』と呼べるには遠いところにいる関係の人とも『家族』になれる。
きっと、よしみつ氏は僕のことも『家族』だと思っているんだろう。
よしみつ氏がいてくれるので、みんな、明るく過ごせている。
事故を知ってからすぐ、東京にいる知人、コイケさんがくれた『竜介も、家族だもんね。大変だろうけど、頑張ってね』というようなメールを思い出した。
(うわぁ、俺、はじめて、一代になるなぁ、うれしいなぁ。ノリノリのよしみつ氏)
私は、といえば、昨日の夜、仲間が、ごはんに誘ってくれた。
『俺、無職になるかもしれないから、そん時は、今までおごった分、回収すっから!!』
『それは、やべーw』
つって、他にも、ここでは、書けないような、この日々のブラックジョークでたくさん笑った。今朝はぐっすり寝すぎて、寝坊した。
少し、日常を取り戻した、つなかんからは、以上。
みんな、ありがとう。