1月3日に、この世界の片隅に を見に行きました。去年結婚したサチと、移住者年越し居残り組のこうや 君と、3人で。
気仙沼には映画館がありません。これは、結構残念です。「この世界の片隅に」を見たいなぁとチェックしていたら、隣まちの、一関シネプラザという映画館で上映していることが、わかりました。
映画館いったらホットドッグ食べよー!!なんて言っていましたが。ホットドッグ売っているような感じではなかったです。年季の入った手作り感満載の映画館でした。
それでも、1月から聖の青春や、君の名は。とか、話題の映画がやっているので、また行こうと思います。
少しでも、見る人が多ければ、閉店しない可能性があがるので。自分が必要だと思うことを、近くでやってくれている場所には、なるべくお金を使いたいと思っています。
この写真は見終わって、表の写真を撮ってから「せっかくだから館内でも撮ろうよ!!」とまた室内に戻って、受付のおじさんに撮ってもらった写真です。
すげーはしゃいでいたので、地元に帰って、久々に会っている同級生だと思われたと思います。
さて、映画の内容ですが、まず、見て良かったです。もう少ししたら、もう一度見たいです。タイトルや、音楽、絵の感じとか、すごく好きでした。飛んでくる爆撃を見ながら「今、絵の具を持っていたら、この景色を描きたいなぁと思ってしまう私は、おかしいんだろうか」と悩むシーンがあって。
2011年3月11日に震災があった気仙沼では、すごく綺麗な月が見れた話を思い出しました。
「あの時ねー、月がすごく綺麗だったんですよ」
その話をいちよさんが、一昨年つなかんに来た、荒井良二さんにしたら、「あぁ、そういう話は僕が行ったことのある石巻とか、いろいろなところでききます。当時は不謹慎かもしれないと、言えなかったけど、3年経ってようやく言えたという人もいました。」と教えてくれました。
目の前の出来事を、その前後の情報や権力や、自然との関係性に、関係なく、あるがままに見られる、いちよさんや、映画の中の女の子は、かっこいいなと思いました。
時代が変わっても、人は同じようなことで、悲しんだり、悩んだり、喜んだり、綺麗だなと、思っている。そして、ありきたりですが、やっぱり戦争は嫌です。
「人は、生まれる場所と時代を選ぶことができない」ということを教えてくれた、ジャレドダイアモンドさんと糸井さんの対談を思い出しました。
世界の片隅に、を見て、宮城の片隅で、そんなことを考えていました。